小堀遠州の世界２００５

　　　「第１０回遠州茶会」「遠州流茶道子供塾」を実施

「小堀遠州の世界２００５」（高梁商工会議所・高梁地域づくり交流会主催・高梁商工会議所青年部主管）の第３段として、１０月９日（日）、午前９時３０から頼久寺において、遠州流茶道岡山教室と茶道裏千家淡交会備北支部による「第１０回遠州茶会」を開催いたしました。平成８年度に始まった遠州茶会も今年度１０回目を迎え高梁の茶会として次第に定着してまいりました。　当日は、午前９時から「茶筅供養」が行われた他、点心（うどん）席が設けられ、市内外から参加された２５０人が、高梁の風情を感じながらお茶を味わっていました。特に、近年は吉備国際大学「茶道部」、茶道サークル「照今のつどい」と合同で開催しており、「小堀遠州の世界」の活動は吉備国際大学と連携した「産学連携」活動となっています。　また午後３時から遠州茶会１０周年を記念して、本堂で初の「子供のための茶会～遠州流茶道子供塾」を実施しました。当日は高梁市内の幼稚園から年長組１８人、岡山市から７人の園児２５人が参加、まず講師の遠州茶道宗家十三世家元小堀宗実氏があいさつや礼儀などを説明した後、子供達は５人の茶道の先生方に手伝ってもらいながらお菓子と抹茶をいただきました。家元に教えていただいたように子供達は「お先にいただきます」などの挨拶をしながら抹茶をいただいていました。最後に３幼稚園園長に家元から絵本「遠州物語」が贈られた後、子供達全員に家元から終了書と遠州クッキーが贈られました。　片づけ終了後主催者、吉備国際大学生などのスタッフが、東京から来てくださった遠州流の戸川先生、吉田さんを囲んで懇親会を行ないました。

「頼久寺ガーデンコンサート」を実施

「小堀遠州の世界２００５」（高梁商工会議所・高梁地域づくり交流会主催・高梁商工会議所青年部主管）の第２段、頼久寺ガーデンコンサートを１０月１日（土）午後６寺３０分から、国名勝頼久寺庭園（国指定名勝）をライトアップして開催いたしました。　当日は約１２０人が来場、第１部は地元小中高校生の合唱グループ「ブルーウイングス」が出演、爽やかな合唱が庭園に響きました。第２部はマンドリンの夕べ。マンドリン・伊丹典子さん・キーボード・小野文子さんが出演し名園一杯に美しい音色が響き渡りました。庭園をステージにしたのは今回は２度目で、書院横の飛び石の上で、ブルーウイングスが合唱を披露されました。続いて庭園にパネルを敷いた特設舞台でマンドリンの夕べが行なわれ会場から大きな拍手が贈られました　

小堀遠州の世界２００５第一段「遠州学」を実施

小堀遠州の世界２００５シリーズ第１段の「遠州学」（高梁商工会議所・高梁地域づくり交流会主催・高梁商工会議所青年部主管）を、９月２２日（木）午後７時から高梁商工会館において開催いたしました。当日は市民、吉備国際大学生ら約５０人が参加、高梁商工会議所小見山副会頭の挨拶の後、講師にお招きした京都造形芸術大学副学長・尼崎博正氏（文化庁文化審議会専門委員会・名勝委員）より「小堀遠州の庭園デザイン」をテーマに講演いただきました。尼崎先生は、庭園研究の第一人者で、頼久寺庭園整備検討委員会委員も努めておられますので、参加者は尼崎副学長の話をメモを取りながら熱心に聞いていました。終了後、講師の尼崎先生を囲んで交流会も行われました。　